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骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)

骨粗鬆症リエゾンサービス

近年、人口の高齢化に伴い骨粗鬆症を患う方が増加しており、それに伴い軽微な外力によって生じる脆弱性骨折(=立った姿勢からの転倒かそれ以下の外力による骨折)も増加しております。
特に、高齢女性では骨粗鬆症により軽微な外傷で椎体をはじめとして各部位に骨折を起こし、ADLの著しい障害を招くことが問題となっております。
骨折の予防には、骨粗鬆症の診断、治療の開始だけでなく治療継続が重要であります。
しかしながら、骨粗鬆症に対する治療継続率は骨折後であっても高いとは言えません。

当院での取組み

当院では、2018年4月より大腿骨近位部骨折(=股関節の骨折)と脊椎椎体骨折(=背骨の骨折)で入院した患者様を対象に骨粗鬆症リエゾンサービス(以下、OLS)を開始しております。
OLSとは、骨粗鬆症マネージャーを中心にして医師及び多職種のメディカルスタッフが、連携しながら包括的に骨粗鬆症の予防と改善および骨折防止を目的とした取り組みです。

OLSでは、入院中に骨折治療だけでなく骨粗鬆症未治療の方には投薬を開始します。
骨折後であっても骨粗鬆症の治療継続率が低く骨折を繰り返す方が少なくないため、患者様とのかかわりを密にすることで治療継続率の改善を期待しての取り組みです。
すなわち医師と看護師、理学療法士だけでなく薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカー(MSW)に加え歯科医師も含めた多職種で連携し、
各々が自分の専門分野において積極的にかかわりを持ち、疾患の啓蒙、治療開始および継続を目標とし行動しております。

骨粗鬆症に対する包括医療

当院のOLSの特徴

当院のOLSの特徴としては、歯科医師による治療前の口腔ケアを行なっていることや薬剤師による服薬指導、病院食にカルシウム強化食を取り入れていることなどがあります。
必要に応じ栄養士による栄養指導も行っております。なお、歯科医師の介入は一部の骨粗鬆症治療薬が、歯科治療の際に問題となることがあるためです。
2020年4月より、外来通院で行うことの多い上肢の骨折に対しても、脆弱性骨折の場合には、OLS対象者として積極的に介入していくこととしました。
また、当院は急性期病院としての役割があるため骨折治療後は、かかりつけの先生方に骨粗鬆症の治療をお願いするようになります。
当院とかかりつけの先生方と一緒にこの地域で包括的に骨粗鬆症の治療に取り組んでいこうと考えております。


骨密度測定のご案内

【医療機関の方へ】
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・Ⓐ診療情報提供書(OLS対象患者様用)(PDF)
・Ⓑ診療情報提供書(画像診断検査依頼用)(PDF)
・Ⓒ診療情報提供書(一般用)(PDF)

【患者様へ】
紹介状(診療情報提供書)をお持ちの方、予約のある方が優先診療となっております。
かかりつけの医療機関からの紹介状をお持ちください。
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