病院長挨拶

院長挨拶
この度JCHO船橋中央病院の院長に就任いたしました郷地と申します。
当院は昭和24年に社会保険病院として開院し、その後診療科数、病床数を増加させ発展してまいりました。平成26年に独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)に移行し、現在は許可病床数399床 にて、船橋市の地域中核病院として診療を行っております。


全国の病院の約半数が赤字経営に陥っている医療環境の中、船橋中央病院は設備の老朽化のため建物を新しくする必要に迫られています。新建築の準備を進めているところではありますが、建築費の高騰も相まってまだ時間がかかることが予想されます。ご利用される患者の皆様、ご家族に大変な不便をおかけしております。


そうしたなか、東葛南部地区あるいは船橋市は近い将来、全体の人口は増加から横ばいへ移行していくのに対し、医療を必要とする機会の多い高齢者人口(割合)はどんどん増えていくようです。地域の方々が医療を求めてくださる限り、私たちはより安全で質の高い、安心していただける医療を提供していくことが使命であると自覚し、運営をして参ります。

また診療報酬改定により外来機能の明確化と医療機関の連携推進が進められ、当院も紹介受診重点医療機関に認定していただいたことで、紹介患者さんを中心とした外来診療を担うという役割が地域包括ケアシステムのなかで位置づけられ、今まで以上に地域のクリニック、診療所の先生方と密に連携し、患者さんのご紹介や逆紹介と急変時などの受け入れをスムーズに行うことが重要になっています。地域包括ケアシステムのなかで持つべき役割を再認識し、地域の方々によりよい医療を受けていただけることに少しでもお役に立てれば幸いと存じます。