臨床検査科

診療・各部門

紹介

臨床検査科の業務は患者さまから採取された血液、尿、便などの分析検査を行う『検体検査』、組織や細胞の形態検査を行う『病理検査』、直接患者さまに心電図、超音波検査、脳波検査などを行う『生理検査』に分かれています。
これらの検査結果は医師が患者さまを診断する上で重要なデータとなるため、『臨床検査技師』という国家資格を持った専門スタッフが検査を行っています。
現在、32名の臨床検査技師が各検査室に配置され365日24時間、年間230万件以上の検査を正確かつ迅速に検査し、結果を速やかに医師に伝えるよう日々努力しています。

一般検査室

  • 尿検査:体の状態を総合的に判断できる検査です。
  • 便検査:消化管の状態を判断する検査です。
  • 体腔液検査:臓器との隙間にある液体の性状検査です。

血液検査

血液検査部門では赤血球、白血球、血小板、ヘモグロビン等を自動血球計算装置Sysmex XN3000を用いて測定しています。
血球塗抹標本作成装置Sysmex SP10で塗抹標本を作製、染色された標本を顕微鏡で鏡検しています。
骨髄検査は造血機能や血液疾患の原因を調べるために重要な検査です。骨髄穿刺により採取された骨髄液を特殊染色し、診断の手助けを行っています。

生化学検査

皆様から採取した血液・尿などの検体を、生化学自動分析機(日本電子:BM9130)2台で分析しています。
検体は、採取の段階よりバーコード運用で検体の取違え等の医療事故防止に努めています。現在、肝機能・腎機能・脂質代謝・糖代謝など47項目を測定しています。

生化学自動分析器

免疫血清検査

免疫血清検査の分析機は、アボット社のアーキテクトi2000とi1000の2台を使用しています。腫瘍マーカー・感染症・甲状腺ホルモン・血中薬物濃度などの測定をします。
全自動化学発光免疫測定装置

輸血検査

輸血検査は、オーソ社のORTHO visionを使用して、血液型・不規則性抗体・交差適合試験の検査をします。輸血用血液製剤の保管・管理も行っています。
全自動輸血検査システム

細菌検査

細菌検査は、患者様から提出いただいた検体(尿・啖・便など)を 寒天培地に塗布し培養(菌を育てる)したり、血液培養のボトルを専用装置で培養するなどして、病気の原因菌をつきとめ、その菌の薬剤感受性(どの薬が効くか)を調べる検査です。また、耐性菌(薬の効かない菌)の出現に注意し早期に報告するなど、院内感染対策の活動への協力も重要な仕事となっています。一部自動化もされていますが、顕微鏡で見たり、細菌を目で見て判断して仕事を進めるなど、まだまだ手作業の多い検査です。結果報告までには 数日から1週間ほどかかります。(結核関連の検査は 最長6週間かかります。)

病理検査

病理検査は検体の種類や採取方法・目的により「組織検査」「細胞診」「病理解剖」に分類されます。
・組織検査:人体から採取した組織より標本を作製し、顕微鏡で形態を観察することで、病気の確定診断、病期や予後の推定、治療効果の判定を行う検査です。
・細胞診:尿や喀痰、胸・腹水、子宮頸部など細胞の一部を採取し、顕微鏡で形態を観察することで検査や診断を行います。
・病理解剖:全身を検索対象とし、死因の特定や病態の解明、治療効果判定等を目的とします。

病理検査室では病理医や専門医と連携して適切な治療を行えるよう日々努めています。

生理機能検査

生理検査では、心電図、呼吸機能検査、脳波、長時間記録心電図(ホルター心電図)、運動負荷心電図、ABI検査(動脈硬化の検査)、尿素呼気試験(ピロリ菌検査)、超音波検査などを行なっています。
超音波検査は、腹部・乳腺・甲状腺・心臓・血管など様々な部位を行なっています。腹部超音波検査時には肝疾患の診断に役立つ肝臓の固さを測るフィブロスキャン検査も行っています。

令和4年6月2日更新

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