周産期母子医療センター 産科・新生児科

診療・各部門

周産期母子医療センターの紹介

当院周産期母子医療センターは、千葉県地域周産期母子医療センターに認定されており、数多くのハイリスク妊産婦、新生児の入院を取り扱っている。
産科については、令和4年度総分娩数は570件、帝王切開数は331件(58%)であった。母体搬送受入数は248件で、東葛南部医療圏以外の搬送依頼も応需しており、千葉県一の受け入れ件数となっている。また、日本医学会におけるNIPT(非侵襲的出生前検査)の認証医療機関(基幹施設)として、出生前遺伝学的検査についての遺伝カウンセリングと検査を行っている。
新生児科については、令和4年度総入院数は449名、超低出生体重児(~999g)は28名、極低出生体重児 (1000~1499g)は33名で、人工換気療法(挿管あり)を必要とした児は65名であり、多くのハイリスク新生児を取り扱っている。またNO吸入療法・低体温療法・体外循環を用いた血液浄化法などを特殊治療も行っている。

周産期母子医療センター入口

特徴

当センターでは船橋中央病院周産期症例検討会、新生児心肺蘇生法講習会を定期的に開催しており、院内のみならず院外への教育にも力を入れている。また当科では週1回宮崎大学医学部産婦人科教室とZOOMカンファレンスを開催しており、周産期医療に関する知識向上する場となっている。日本産科婦人科学会専攻医指導施設(連携専門医療型)、日本周産期新生児医学会基幹認定施設(新生児、母体・胎児)として認定されており、産科婦人科専門医、新生児専門医、母体・胎児専門医を目指す医師にも指導を行っている。

受付・診療時間

産科

当院は完全予約制となっております。急患等で診療時間が変更になる場合がございます。
診察をご希望の方はお電話下さい。

お問い合わせ

担当:産科外来
TEL: 047-433-2111( 内線3101)
時間:「分娩予約」電話 受付時間(平日) 13:00~15:00

産科外来受付

当院にて診療希望の方へ

当院では、地域周産期センターとしての役割を果たすために、診療内容に制限があります。
診療御希望の方は、下記をお読み下さい。

  1. 妊婦健診は完全予約制です。初診日は、月曜と木曜です。
    初診後に再診外来に、振り分けさせて頂きます。
  2. 市販の妊娠検査等で、妊娠反応の確認が出来ましたら、御予約を取ってください。
  3. 異所性妊娠(子宮外妊娠)を疑う時は、当院では対応不能のため、他院にご紹介させて頂きます。
  4. 他院での分娩希望の方の診察は行なっておりません(リスクの無い方)。
  5. 当院で対応不能の合併症等がある場合は、受け入れできない場合がございます。
  6. 帝王切開既往の方への、経膣分娩は行なっておりません。
  7. 骨盤位での経膣分娩は行なっておりません。
  8. 御希望による、無痛分娩は行なっておりません。
  9. アブリスボの取り扱いしております。

※ご質問、ご相談はお電話にてお願い致します。

新生児科

新生児科受付完全予約制のため、NICU病棟担当者へ要電話予約してください。
担当:NICU病棟
TEL 047-433-2111 (内線3201)
時間:14:00~16:30

フォローアップ外来

毎週火曜日・木曜日 10:00~13:00

シナジス外来

8月~翌4月
毎週水曜日・金曜日 11:00~13:00

外来診療担当医

産科

外来診療担当表 産科にてご確認ください。

新生児科

外来診療担当表 新生児科にてご確認ください。

休診案内

休診のご案内にてご確認ください。

医師紹介

専門と臨床関連資格等
加藤英二
新生児科
診療部長
専門 周産期医療全般(特に新生児医療)
経歴 宮崎医科大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医、指導医
日本周産期新生児医学会新生児専門医、指導医、評議員
新生児心肺蘇生法「専門」コースインストラクター
後藤俊二
産科
診療部長
専門 周産期医療全般(特に産科医療)
経歴 鹿児島大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医・指導医
日本周産期新生児医学会母体・胎児専門医・指導医
母体保護法指定医師・指導医
麻酔科標榜医
新生児心肺蘇生法「専門」コースインストラクター
内藤幸恵
新生児科
医長
専門 新生児医療、小児科全般
経歴 秋田大学卒業
資格等 日本小児科学会専門医
日本周産期新生児医学会新生児専門医
日本小児循環器学会専門医
後藤瑞穂
新生児科
医長
専門 周産期医療全般
経歴 浜松医科大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医
日本周産期新生児医学会新生児専門医
新生児心肺蘇生法「専門」コースインストラクター
山下亜由子
新生児科
医長
専門 周産期医療全般
経歴 順天堂大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医
日本周産期新生児医学会母体・胎児専門医
母体保護法指定医師
栗林ももこ
産科
医長
専門 周産期医療全般
経歴 千葉大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医、指導医
日本周産期新生児医学会母胎・胎児専門医
母体保護法指定医師
災害時小児周産期リエゾン
臨床遺伝専門医
淀川祐紀
麻酔科
医長
専門 周産期医療全般、産科麻酔
経歴 千葉大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医
麻酔科標榜医、認定医
ALSO、NCPRインストラクター
日本周産期新生児医学会母胎・胎児専門医
栗本ちえ子
産科
医長
専門 産科医療
経歴 千葉大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医
母体保護法指定医師
日本周産期新生児医学会母胎・胎児専門医

山口祐
産科
医師

専門 産科医療
経歴 埼玉医科大学卒業
資格等

日本産科婦人科学会専門医
母体保護法指定医師
NCPRインストラクター
マンモグラフィー読影認定医

門野彩花
産科
医師
専門 産科医療
経歴 筑波大学
資格等 日本産科婦人科学会専門医

大亀幸子
産科
非常勤医師

専門 周産期医療全般
経歴 日本大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医

永野玲子
産科
非常勤医師

専門 周産期医療全般
経歴 日本医科大学卒業
資格等 日本産科婦人科学会専門医
日本周産期新生児医学会母体・胎児専門医
新生児心肺蘇生法「専門」コースインストラクター
母体保護法指定医師

臨床実績

分娩内訳(22週以降)

令和4年度

早産率34%

分娩
総数
帝王
切開数
1絨毛膜
2羊膜
双胎
2絨毛膜
2羊膜
双胎
品胎 MM
22週 3 2
23週 3 3
24週 4 4
25週 6 6
26週 3 2 1(1)
27週 6 5
28週 5 5
29週 8 7 1(1)
30週 9 7
31週 9 7 1(1) 1(1)
32週 17 11 1(1) 1(0)
33週 28 16 1(1) 2(2)
34週 19 12 2(2) 2(2)
35週 40 23 1(1) 3(3)
36週 33 23 3(3) 5(5) 1(1)
37週 111 95 10(8) 24(21)
38週 98 55 5(4)
39週 91 27
40週 65 16
41週 12 5
42週以降 0
合計 570人 331人 20(18)人 43(38)人 2(2)人

※()括弧内は、帝王切開数になります。

過去5年間の診療実績

総分娩数
多胎 早産 (37週未満)
DD双胎
(2絨毛膜2羊膜)
MD双胎
(1絨毛膜2羊膜)
品胎
平成25年度 460 54 11.7% 36 7.8% 16 3.5% 2 0.4% 193 42.0%
経膣分娩 229 49.78% 18 3.9% 15 3.3% 3 0.7% 0 0.0% 61 13.3%
帝王切開 231 50.22% 36 7.8% 21 4.6% 13 2.8% 2 0.4% 132 28.7%
平成26年度 488 56
(MM1人含)
11.5% 32 6.6% 22 4.5% 1 0.2% 276 56.6%
経膣分娩 226 46.31% 15 3.1% 10 2.0% 5 1.0% 0 0.0% 95 19.5%
帝王切開 262 53.69% 41 8.4% 22 4.5% 17 3.5% 1 0.2% 181 37.1%
平成27年度 513 53 30 22 1 208
経膣分娩 268 47.76% 16 11 5 0 0.0% 71
帝王切開 245 52.24% 37 19 17 1 137
平成28年度 525 75 50 23 1 182
経膣分娩 207 9 4 5 0 0.0% 44
帝王切開 318 66 46 18 1 138
平成29年度 476 64 52 10 2 176
経膣分娩 211 4 4 2 0 0.0% 56
帝王切開 265 60 48 8 2 120

母体搬送の受け入れ実績

千葉県内の母体搬送発生数 当院の母体搬送受け入れ数 県内での割合
平成21年度 868 174 20%
平成22年度 1031 202 20%
平成23年度 1004 217 22%
平成24年度 1027 193 19%
平成25年度 952 199 21%
平成26年度 1009 233 23%
平成27年度 1059 229 22%
平成28年度 1025 218 21%

(千葉県周産期ネットワーク事業調べ)

NICU体重別入院数

NICU体重別入院数

NICU週数別入院数

NICU週数別入院数

人工換気療法(CPAP除く)

人工換気療法

学会の認定

日本産科婦人科学会専門医連携指導施設
日本周産期・新生児学会専門医制度基幹施設(母体・胎児、新生児)
母体保護法指定医師指定研修機関

令和6年 8月 5日現在

関連情報