泌尿器科

診療・各部門

≪男性生殖外来≫新規開設のご案内

泌尿器科の紹介

泌尿器科は、主に尿に関連する疾患を扱う診療科です。臓器でいうと、尿を作る腎臓、その後の通路となる尿管・膀胱・前立腺・尿道になります。そのほか、腎臓の近くにあり重要なホルモンを分泌する副腎や男性ホルモンのもととなる精巣も対象となります。それらの臓器の先天的(生まれ持った)な異常、炎症、腫瘍に対して診断・治療をおこないます。

泌尿器科受付

特徴

泌尿器科検査

当院では、腎臓がん・腎盂がん・尿管がん・膀胱がん・前立腺がんといった対象臓器の悪性疾患のみならず、排尿に障害をきたす前立腺肥大症・過活動膀胱・尿失禁・神経因性膀胱、炎症性疾患である膀胱炎・前立腺炎、そのほか尿路結石症なども診療しております。また、2025年より男性不妊症や性機能障害、男性更年期への対応も可能となりました。治療は、手術療法はもちろん、薬物療法・生活指導など、疾患の程度や身体の状態を考慮して最適と思われる選択肢を提示いたします。また、まれな疾患や特殊な治療が必要な疾患は、適切な治療を受けられますよう、他施設を紹介することも可能です。
地域住民の皆様のお役にたてますよう日々診療をおこなっております。排尿に関する症状のある方、健康診断や検診・人間ドックで異常の指摘を受けた方、かかりつけ医療機関の先生に受診を指示された際などは、診療受付の曜日と時間をご確認のうえ、診察を受けられることをお勧めいたします。

主な疾患と治療法のご案内

腎臓・腎盂・尿管の腫瘍
腹腔鏡下手術(内視鏡手術)

前立腺がん
開腹手術
腹腔鏡下手術対応
(ロボット支援腹腔鏡下手術 非対応)

前立腺肥大症
経尿道的前立腺切除術(TUR-P)
経尿道的レーザー前立腺蒸散術(ツリウムレーザー使用)
経尿道的前立腺吊り上げ術(ウロリフト)対応

尿管結石
経尿道的尿管結石破砕術(f-TUL)(内視鏡手術、レーザー使用)
(体外衝撃波結石破砕(ESWL) 非対応)

男性不妊症
精索静脈瘤手術
精巣内精子回収術
(不妊検査は応相談)

女性尿失禁
腹圧性尿失禁に対する手術(TVT/TOT)

男性生殖外来のご案内

診療可能な主な疾患

・男性不妊症(以下の表・図をご参照ください)
・勃起障害(ED)・射精障害・男性更年期障害(加齢性性腺機能低下症)

・停留精巣術後・小児悪性腫瘍後などの泌尿器科関連移行期医療
・その他の男性生殖に関連する疾患

実施可能な主な手術

・精巣内精子採取術・顕微鏡下精巣内精子採取術
・顕微鏡下精索静脈瘤手術(低位結紮術)
・顕微鏡下精管精管吻合術
・真性包茎に対する環状切除術(小児にも対応)
・停留精巣に対する精巣固定術(腹腔鏡手術を含む)

男性不妊症に対する診療内容


・精巣内精子採取術・顕微鏡下精巣内精子採取術については 高橋ウイメンズクリニックと連携して実施しています。後日同クリニックで顕微授精を行い妊娠・出産を目指します。

担当医師からのメッセージ:「男性生殖外来担当の市川智彦です。30年を超える豊富な経験を活かして、ライフワークとしている男性不妊症を中心に、小児から成人に至るまで診療を提供しています。 生殖医療専門医の他、臨床遺伝専門医でもありますので、遺伝に関することもご相談ください(臨床遺伝科のサイトへ)。」(2025年10月10日)

受付/診療時間

新患予約外受付8:00~10:30(診療開始は9:00~)予約のみ

予約変更及び、問い合わせ受付時間

平日(月~金 祝日を除く)
15:00~16:30
※上記時間以外は、外来診療中のため、医師等への確認ができないことから、予約変更を受け付けておりません。

(注意)

  • 急患等で診療時間が変更になる場合がございます。
  • 初診の方の予約及び電話での予約は受け付けておりません。
  • 小児はお問い合わせ下さい。

外来診療担当医

外来診療担当表 泌尿器科にてご確認ください。

休診案内

休診のご案内にてご確認ください。

医師紹介

市川 智彦
院長補佐
専門分野前立腺がん、副腎疾患
腹腔鏡手術
男性不妊・性機能
経歴1984年 卒業  医学博士
資格等日本泌尿器科学会 専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡 技術認定医
日本内視鏡外科学会腹腔鏡 技術認定取得者
日本生殖医学会生殖医療 専門医・指導医
臨床遺伝専門医制度委員会臨床遺伝 専門医・指導医
日本内分泌外科学会内分泌外科 専門医・指導医
日本性機能学会 専門医
日本小児泌尿器科学会 専門医
日本医師会 認定産業医
千葉大学 医学研究院 名誉教授
千葉大学 客員教授
関田信之
医長
専門分野泌尿器腫瘍
排尿機能
経歴1996年 卒業
資格等日本泌尿器科学会 専門医・指導医
泌尿器内視鏡学会 技術認定医
日本臨床細胞学会 専門医
善当 将也
医師
専門分野泌尿器腫瘍
尿路結石
前立腺疾患
経歴2017年 卒業
資格等ロボット(da Vinci Si)手術認定医
日本泌尿器科学会
榎本 晃子
医師
専門分野泌尿器一般
経歴2020年 卒業
資格等日本泌尿器科学会
江東 邦夫
非常勤医師
専門分野泌尿器腫瘍
男性不妊・性機能
尿路結石
経歴2007年 卒業
資格等日本泌尿器科学会 専門医・指導医
日本性機能学会 専門医
生殖医療専門医
がん治療認定医

手術実績

疾患手術201920202021202220232024
腎臓・尿管がん摘出術1011910129
腹腔鏡下手術8989118
膀胱がん内視鏡的切除615359536053
全摘術363332
前立腺がん全摘術131291245
前立腺肥大症内視鏡的切除34172626116
レーザー蒸散(ツリウム)---154935
吊り上げ術(ウロリフト)-----5
精巣悪性腫瘍摘出術257212
尿失禁手術TOT手術313233
尿路結石体外衝撃波(ESWL)------
内視鏡的破砕(TUL)-2339643150
男性不妊精索静脈瘤手術-11614128

臨床研究に関する情報公開について(オプトアウト)

当院は、急性期病院として医療を向上させ、より良い診療を行う役割を担っています。診療・医療技術の向上を目指した医学研究、医師や看護師その他の医療従事者の教育には、皆さまの診療情報や試料等を利用させていただくことがあります。

診療情報を用いた医学研究には、病気の特徴や実際に行われた治療法の効果を調べる研究、また新しい診断法や治療法を開発する研究などが含まれます。その結果は、学術雑誌や学会などで公表されますが、その際、個人を特定できる情報は一切公表されません。

臨床研究のうち、診療データ等の情報や余った検体のみを用いる研究については、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんから直接同意を受けない場合があります。この場合は、あらかじめ研究内容の詳細をWebサイトにて公開し、患者さんが拒否できる機会を設けてあり、このような手法を「オプトアウト」といいます。研究のためにご自身のデータや検体が使用されることを望まない方は、研究の担当者までお知らせください。

学会の認定

日本泌尿器科学会専門医教育施設

令和7(2025)年4月18日現在

関連情報