急性胆嚢炎特集

診療・各部門

診療概要

こんな症状はありませんか?

  • 右脇腹から右肩にかけての強い痛み
  • 38度以上の発熱
  • 吐き気・嘔吐
  • 食後に右上腹部が痛む
  • 以前から胆石があると言われている
  • 皮膚や白目が黄色くなってきた
これらの症状が複数あてはまる場合は急性胆嚢炎の可能性があります。症状が強い場合は救急外来へ、軽度の場合はまず外科外来にご相談ください。

当科の治療の特徴

■ 来院当日手術を原則として実施
急性胆嚢炎と診断した場合、原則として来院当日に腹腔鏡手術を行います。炎症が進む前に早期手術を行うことで、手術の安全性が高まり、回復も早くなります。
■ 傷が小さい腹腔鏡手術
お腹に小さな穴(5〜12mm)を数か所開けて行う腹腔鏡手術が主流です。術後の痛みが少なく、多くの方が術後5日程度で退院できます。
■ 総胆管結石への対応
胆管にも石がある場合(総胆管結石)は、消化器内科と連携し、内視鏡で胆管の石を取り除く処置(ERCP)と腹腔鏡手術を組み合わせて対応します。
■ 豊富な手術実績
急性胆嚢炎をはじめとする胆嚢疾患の手術実績が豊富で、開腹移行率はわずか0.6%(174例中1例)と非常に低い水準を維持しています。

手術実績データ

項目 数値
急性胆嚢炎手術件数(2025年) 31件
胆嚢摘出術 腹腔鏡率(2025年) 96.7%
開腹移行率 0.6%(174例中1例)
術後在院日数(中央値) 5日
手術時間(中央値) 82分
来院〜手術までの時間 原則 当日
※ グラフ(胆嚢摘出術件数と腹腔鏡率)を掲載

来院から退院までの流れ

  • STEP 1:外科外来または救急外来を受診
  • STEP 2:CT・血液検査で診断確定
  • STEP 3:原則 当日に腹腔鏡手術
  • STEP 4:術後約5日で退院
総胆管結石(胆管にも石がある)場合は、消化器内科と連携しERCPと手術を組み合わせて対応します。

よくある質問(Q&A)

Q. なぜ早めに手術が必要なのですか?
A. 急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術は、急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018(TG18)で推奨されている標準治療です。炎症が進行する前に早期に手術を行う方が安全性が高く、回復も早くなります。
Q. 胆嚢を取ってしまって大丈夫ですか?
A. 胆嚢摘出後も消化機能への影響はほとんどなく、術前と同じ食事を楽しんでいただけます。ごくまれに術後しばらく一時的な下痢が起きる方がいますが、自然に改善します。
Q. 手術後はどのくらいで日常生活に戻れますか?
A. 腹腔鏡手術であれば術後5日程度で退院でき、退院後は痛みの範囲で日常生活を送っていただけます。医学的な活動制限はありませんので、痛みが気にならなくなれば運動や仕事も問題ありません。
Q. 高齢でも手術を受けられますか?
A. 腹腔鏡手術は体への負担が少なく、高齢の方にも多数対応しています。全身状態を十分評価したうえで最適な治療方針をご提案しますので、まずはご相談ください。
Q. 以前から胆石があると言われています。症状がなければ大丈夫ですか?
A. 無症状の胆石は経過観察が基本ですが、胆石がある方は急性胆嚢炎を発症するリスクがあります。右脇腹の痛み・発熱・吐き気などの症状が出た場合は早めに外科を受診してください。

ご連絡先(緊急ご紹介)

病院代表 047-433-2111
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